この世界

語っている限り、
何度でも握り直せる。

街道の奥にある、小さな宿場町。ここでは全員が商売人で、それぞれの具を包んで暮らしています。

街道の宿場町

売り物のない店が、
いちばん目立つ町。

空いた場所があれば、誰かがすぐ店を開きます。通りには、のれん、旗、屋台、売り声。朝に買った人が、昼には売る人になる。そんな町です。

なにを包んだかは、聞かないのが礼儀です。

そこに、具のない「しお」がやってきました。

宿

宿屋

疲れて、他人に自分が思ってることが言えなくなってきたら、商いの外で休む場所。「めし、しゃべり、ねる。どれからや」と聞かれます。

道

街道の先

町の外へ続く道。先へ行った者の噂は届きますが、果てに何があるのかは誰も知りません。

寄

広場の寄合

来てもよい、来なくてもよい。見せてもいいが、売ってはいけない。商いを止めて集まる、少し奇妙な時間です。

正解の具を選ぶんじゃない。
選んだ具を、正解にする。